季節の特集

特集・秋のくらしの森

おいしくつくろう! 秋の行楽弁当


おかずづくりのヒント
おかずづくりのヒント

行楽には、手で持って食べられるおにぎりやサンドイッチが最適。おかずは串に刺せば、ひと口サイズになるので食べやすくなります。運動会や遠足には、黒糖のおいなりさんやお砂糖入り卵焼き、かぼちゃの甘煮など、糖分の多いもので疲れたからだを癒しましょう。

スタミナアップには、やっぱりお肉。脂肪分の多いお肉は、冷めると固まって味が落ちるので、豚肉や牛肉を使うなら、比較的脂身の少ないヒレ肉やもも肉がオススメ。脂身の多いロースやバラ肉を使う場合は、炒めるときにとろみをつけたり、卵でとじたりすると冷めたときも脂分が気にならなくなります。バターも固まりやすいので、植物性の油を使うのがベスト。

また、冷めた料理は薄味に感じるので、下味をつけたり、たれをからめたりして、少し濃いめの味付けにしましょう。塩だけに頼らずに、少しピリ辛にしてみたり、ダシを利かせたり、かつお節、ごまを使って、香りの異なるものを選ぶと飽きがきません。

美味しそうに見える詰め方

美味しそうに見える詰め方↑ブロッコリーの横にかまぼこを
(濃いみどり/白)

お弁当は赤、黄、緑の3色のおかずを入れるとバランス良く見えます。ポイントは、濃い色のおかずの横には、明るい色のおかずを入れること。

形崩れしないボリュームあるメインのおかずを先に詰め、その後でおひたしや豆、野菜など形が定まらないものを間に入れていくようにすると上手に詰めることができます。フタを開けてビックリ! 朝とは全然違う…なんてことにならないように、隙間なくきっちりと詰めるようにしましょう。

このときに、切り口や断面を見せ、深めのお弁当箱なら、おかずを立てると立体感が出て、豪華に見えます。アルミカップやラップなどを上手に使って、他のおかずに味が移らないようにしたり、水分の多いくだものなどは別容器に入れるなど、ひと工夫するとさらに美味しそうなお弁当になりますよ。


食中毒を防ぐには

【その1】 冷ましてから詰める 食材は、火をしっかりとおすことで食中毒の予防になります。お弁当箱に詰めるときは、おかずがしっかり冷めてからにしましょう。温かいままフタをすると、フタに水滴が付いて食中毒の原因になってしまうのでご注意を。
また、煮物やおひたしなど、汁気の多い食材はしっかりと水分を切り、汁漏れ防止も兼ねて、容器の1番下に、かつお節などをひいておくといいでしょう。

【その2】 殺菌効果のある調味料を 菌の繁殖を抑えてくれる食材や調味料を効果的に使いましょう。例えば、青しそ、ショウガ、酢、わさびなど。ご飯には梅干を添えるのも効果大です。
最近では、お弁当用抗菌シートなども発売されていて、おかずの上にのせるだけで菌の繁殖が抑えられるので、上手に活用しましょう。

食中毒を防ぐには