もっと快適!もっとお得なエネルギーライフ

Vol.7
ヒートショックにご用心!

寒さのつのる冬の夜。リビングは暖房で暖かくしていても、一歩老化に出るとヒンヤリ。そしてお風呂に入ろうと更衣室で服 を脱いだらゾクゾク!・・・・こうした温度の格差は体にとって大きなストレス(ヒートショック)になるため、お年寄りや 血圧に心配のある方にとっては危険ともいえます。そこで「ヒートショック」というのはどんな状態で、どうすれば防げるのかをご紹介しましょう。

「暖かい←→寒い」の血圧変動が危ない

暖かいリビングから更衣室、そして冷えた浴槽に足を踏み入れ熱々の湯船につかる。ここでは「暖かい・寒い・暖かい」とい う急激な温度変化のために、人間の体は体温を一定に保とうと血管が急激に収縮して、血圧も急激に上昇したり下降したり、脈拍が早くなったりしています。こうした温度変化がカラダに及ぼす影響のことを「ヒートショック」といいます。

急激な血圧変動は心臓に思った以上の負担をかけるため、心筋梗塞や脳血管障害などにつながりかねない危険な状態です。 実際に冬の浴室でヒートショックのために亡くなる方は少なく、なんと1万人以上ともいわれています。

浴室温の違いによる入浴後の血圧変化
ヒートショックを防止するために温度差をなくそう

ヒートショックを防止するためには、なんといっても各部屋の温度差をなくすこと。完全に均一にできなくても、温度差が小さくなれば危険は減ります。たとえば、シャワーで浴槽にお湯をためて同時に浴室も暖めたり、あらかじめ脱衣室と浴室を暖房機で暖めておいたり、お湯の温度をぬるめに設定したり。お年寄りや高血圧の方は一番風呂は避けて、家族が入ったあとの浴室内が温まったときに入浴するようにしましょう。

脱衣室と浴室を十分に暖める
脱衣室と浴室を十分に暖める

脱衣室は暖房機、浴室は浴槽のフタをしてしばらく開けておくだけでも温度が上がります。

お風呂の温度は38~40℃くらいの低めに
お風呂の温度は38~40℃くらいの低めに

42~43度の熱い湯は心臓にかなりの負担がかかるので、あえてぬるめのお湯に。

お年寄りの一番風呂は避ける
お年寄りの一番風呂は避ける

家族が入って浴室が温まった直後に続けて入ることが理想的です。

浴室暖房乾燥機のススメ

ヒートショック防止の設備として浴室暖房乾燥機はオススメできます。入浴前の予備暖房によって冬場の入浴を快適にするのはもちろん、浴室を乾燥室にして洗濯物を乾燥したり、カビの発生やにおいを防止する浴室乾燥、夏の入浴時の暑さ対策の涼風など、一年中利用できる機能を備えています。

浴室暖房乾燥機のススメ

★ミストサウナ機能付きのタイプもあります!